「愛にできることはまだあるかい」
話題の「天気の子」を鑑賞しました。
僕は新海誠監督のファンでもなく、ただ「君の名は。」が面白かったから、次も見たいなくらいの客層です。
キャラクターの顔がカッコいい、可愛い子が多いという面食いな動機はあります(笑)
以下ネタバレを含む感想です。
明快な描写と複雑なストーリー
いつも見る東京がファンタジーの世界に
君の名はと同様に、街の描写がとても綺麗で、ライト層な僕でも、聖地巡礼して実際の建物を見てみたい気持ちになります。
今回は東京都がメインの話なので、新宿の歌舞伎町や池袋のラブホ街ですら、ファンタジーの世界のようです。
(余談ですが、あまりにラブホテルの描写が現実的すぎて、「さよなら歌舞伎町」が頭に浮かびました。)
しかし、ファンタジーのような東京は美しいですが、劇中のような止まない大雨が続き、東京が本当に沈んでしまったら・・・。
非現実的なようでいつか本当に起こるかもしれない次回かと思うと、人ごとではないようにも思えます。
そのとき自分はどのような生活しているのか、もしくは生きているのか、少し心配ですね。
青春ストーリーも複雑な展開
それに対して、ストーリーは今回も難解。
純粋な恋愛なんだけど、取り巻く環境が複雑です。
「なんでそうなったの?」
と理由を想像している間に、どんどん話は進んでいました…。
引き込まれる感じは物凄いので、あっという間にエンディングを迎えましたが、真剣に出来事を考察しようとすると、1回では消化不良になります。
原作の小説を読むとまた違った世界が見えるのでしょうか。

- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
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僕の中から消えた純粋さ
「それはまるで俺がおっさんに近づいていることを教えてくれたような映画だった」
— トニー@ディズニーブログ書きます (@stepto20xx) 2019年7月29日
純粋に人を好きになる若い子って素敵だな。
晴れ晴れとした純粋さを取り戻したい。#天気の子 pic.twitter.com/5qvwZ7AgC6
新海誠監督って「それはまるで〜」って表現好きだよね(笑)
「雨が止まなくても、好きな人がいればそれだけでいい。」
でも、帆高のように純粋で真っ直ぐな気持ちは、僕は失っているような気がします。
大人になると損得感情なしで誰かと一緒にいるってすごい難しくないですか?
僕は結構楽観的なタイプではありますが、純粋さとは程遠いような存在です。
「帆高バカなんじゃないの!?」と思うのは、もう大人になってしまった証拠でしょうか。
それでも自分を明るくしてくれる「晴れ女」どこかにいないかな!?と考えるので、やはりただの楽観的なようです(笑)