「コーヒーが冷めないうちに」
有村架純のこのセリフを聞いた時、彼女は大人になったなと思ったアラサーです。
先日、公開された「コーヒーが冷めないうちに」を鑑賞して来ました。
久しぶりに有村架純の映像作品を見たんだけど、ちょっとお姉さんになってません!?
たぶん映画内での年齢設定も20代前半だと思いますが、
朝ドラの「ひよっこ」、「ビリギャル」のイメージが強かったので、
落ち着いた雰囲気のお姉さんになっとるやん!!!
って久しく会ってない同級生とかに会った気分になりました。
もちろん有村架純の以外の出演者もとても良かったです。
松重豊×薬師丸ひろ子の夫婦のシーンは本当に2人も素敵で、今年初めて映画で泣いた!!
普段、結婚願望あんまりないですが、なんか夫婦っていいなと憧れの気持ちが少しできました。
ポスター等で「4回泣けます」って書いてある通り、上映中、どこかしらで泣いて人は多かったです。
まさにデート、家族、友達、誰と行っても楽しめる映画だな。
もちろん僕は1人で行きましたがね…。
(映画は基本1人で見たい派なので…)
過去は変えれなないならば・・・
1. 過去に戻って、どんな事をしても、現実は変わらない。
2. 過去に戻っても、喫茶店を出る事はできない。
3. 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。
コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
4. 過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
5. 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。
あらすじとか予告を一切見ないで行ったので、最初このルールが出てきて、
なんか面倒くさそうな映画なのかなと心の中でちょっとモヤモヤ。
でも、このルールがみんなの涙腺を刺激するようにできてるんです。
特に3つ目が、ハラハラ、ドキドキ、感動全てを呼び起こす曲者でした。
僕は「バックトゥーザフューチャー」が好きなので、似たような展開かなと思ったんですが、
BTTFと「コーヒーが冷めないうちに」が違うところは、「過去に行っても、現実は変わらない」といったところ。
前者では、主人公が過去、現在、過去を変えるために必死に時代を駆け抜けます。
全ては自分、友達、家族の過去、未来を救うために。
後者では、カフェに来る人たちは、過去が変わらないと知りつつも、
必死にあの日のあの人と再びぶつかっていこうとする。
結局、相手をどうしたいよりも、過去と向き合うチャンスを得たいってことです。
そして、過去は変えられないなら、今の自分から変えていけばいいだけ
「過去を教訓にして、前を向く。」
でも、ストーリー全体がベタな感じなので、Amazonで原作本のレビュー見たら結構辛口評価が多かったです…。
他人に変わってもらえると思う?
「他人に変わってもらえなくて悩むなら、自分が変わった方がいい」
映画の話とは少し逸れますが、こういう感じの言葉ってよく見かけませんか?
僕はまさに正解だと思っています。
親、恋人、親友であっても、生き方も価値観も違いますから、
他人を変えることは、その人の価値観を変えようとするわけで、そんなの難しいに決まってる!
そこで疲弊して人間関係壊れるくらいなら、自分が変わっちゃいましょう!
自分を変えることは意外と簡単です。心がけ一つで小さな日常変化は起こせます。
会いたい人はいるか考えてみた。
ぶっちゃけ、いない。
(笑)
とても感動的な話だったので、僕も考えてみたのだが、
過去に戻ってでも、会いたい人っていないなって気づいてしまった…。
僕は普段からあまり起こってしまったことに、後悔の念が離れないことってあまりないです。
本当に過去があるから、自分があると思っているので、割り切っちゃいます(笑)
でも、好きな女の子と両思いって気づいてたのに、
好きって伝えられなかったことは何度もあるので、
それを伝えに行きたいかもしれません。
たとえ何も変わらなくても。