「イッツ・クリスマスタイム!」で最近なにかと話題になるショー抽選。
今回はショー抽選について改めて考えたいと思う。
- ショー抽選の存在意義とは
- 地蔵がたくさんいる光景は綺麗ではない
- ホテル宿泊・バケーションパッケージを使えばいいのか!?
- 抽選の対象は今後も増えるであろう
- 文句をつける人は一度「行かない」という石を投げてみては?
- おわりに
ショー抽選の存在意義とは
僕はショー抽選に対しては賛成派である。
なぜなら朝から長時間待った人だけがいい場所で何回も見ることができることが変だと思うから。
ディズニーがショーやパレードだけを楽しむ場所ならば、みんな長時間待てば良いと思う。
しかし、アトラクション、グリーティング、レストランなど楽しむ要素は他にもある。
年パス所持者の大半はグリーティング、ショーを楽しむことをメインとしているだろう。
長時間待つことで自己欲求は満たされるかもしれない。
しかし、ワンデーパスポートで来園頻度が低いとショー待ちに長く時間を取れるわけではない。
皆が朝一番で来れるわけでもなく、一度の来園の限られた時間でたくさんの要素を楽しみたいはず。
ましては「ファミリー・エンターテイメント」を基本理念としているTDRであるから、小さな子供が長時間待たないとミッキーがよく見えないというのはよろしくないであろう。
パーク運営の基本理念 | 東京ディズニーランド | 施設概要 | 東京ディズニーリゾートについて | 株式会社オリエンタルランド
たくさんのゲストが楽しめるという意味では、ショー抽選の存在意義はあると言える。
地蔵がたくさんいる光景は綺麗ではない
そもそも長時間待つ人(通称地蔵)がたくさんいる状況は景観としてもあまり綺麗とは言えない。
運営側の行き届いていないところに「テーマショーが〜」とか文句つける人もいる。
しかし、地蔵も十分テーマショーというものを壊している要因ではないだろうか。
メディテレーニアンハーバーは20世紀の南ヨーロッパがモチーフになっているが、そういう地域にシート広げてうずくまってる人が沢山いると思うか!?
景観維持のためにもショー抽選の存在意義はあるのではないだろうか。
だが、現状は当選エリア外に人が密集しており、とても望ましい光景ではない。
この問題に対しては一概に地蔵が悪いとは到底言えない。
今後、どのように解決していくのか注目したいところである。
三脚が持ち込み禁止になった時を思い出す
ここ5年くらいでオタクになった方はあまりご存知ではないと思うが、昔はパーク内に三脚を持ち込むことができた。
その頃は立ち見最前には記者会見のように三脚が沢山並んでいたのである。
僕も三脚を使ってビデオを撮りながら、写真を撮るなど非常に便利だった思い出がある。
しかし、2008年9月からから安全上の理由で三脚を持ち込むことは禁止となった。
安全上の理由ではあるが、景観維持の理由もあったと思う。
三脚がずらっと並んでる光景って全く綺麗ではないからね。
でかい三脚を使っていた方は当然幅もすごいとるわけでトラブルも多数あったのではないだろうか。
ショー待ち関係のトラブルを考えたとき、ふと三脚問題を思い出した。
価格.com - 『9月からTDLが三脚禁止に』 デジタル一眼カメラのクチコミ掲示板
価格.comに当時の掲示板があるので、気になる方はどうぞ。
ホテル宿泊・バケーションパッケージを使えばいいのか!?
「いい場所で見たければ、バケパに課金しろというのか!」と言った趣旨のツイートをたまに見かけるが、課金できる(したい)人は課金すればいい。
だって資本主義だから。
東京ディズニーリゾートは公益団体が運営しているわけではない。
日本の民間企業が運営しているから、付加価値を付けた商品を売りだろうとするのは当たり前。
その付加価値を良いと判断したら買えばいいし、否と判断すれば買わなければいいだけの話である。
アーリー入場券はショー待ち券ではない
今年のクリスマスの状況を見て「アーリー特典の意味がない」との意見もある。
まずディズニーホテル宿泊ホテルの特典「ハッピー15エントリー」(アーリー入園)はショーを待つためにあるわけではないことを念頭に置こう。
これまでアーリー入園して地蔵してたのは、その人が勝手にやってたこと。
僕は今年初めてアーリーの権利を使ったが、早く入る優越感や朝早くから見られる景色など付加価値は十分あったと思っている。
抽選の対象は今後も増えるであろう
シーのハーバーショーが夏に続いてクリスマスも抽選の対象になっている。
1月からの「ピクサー・プレイタイム・パルズ」も抽選対象。
ランドでもドリーミングアップ、ハロウィーンのスプーキーブー等が抽選になっている。
おそらく今後も抽選が必要となるショーやパレードは増えるはずだ。
「長時間待った人が良く見える」or「抽選で当たると良く見える」
どちらが良いか賛否両論あるだろう。
最後にもう一度言うが、たくさんの人がショー、パレードを鑑賞できる環境はやはり大事だと思う。
文句をつける人は一度「行かない」という石を投げてみては?
最近のディズニー系のTwitterを見ていると、文句を書いている人が非常に多い。
なら一度「行かない」という態度を選択してはどうだろうか。
「嫌よ嫌よも好きのうち」の精神もあるのかもしれないが、それはただのカモである。
このブログを読んでくれる方の大半は女性だと思うが、ダメンズを更生させる気持ちでOLCを見ているの?
ダメンズは浮気するし、裏切るよ。
なんせTDR(OLC)は日本で一番モテる(人気の)商業施設だから、1人くらい離れても気にかける必要がない。
1番の趣味でイライラして疲弊するくらいなら、他の趣味見つけた方が幸せになれるであろう。
ぜひOLCに石を投げるつもりで、「行かない」というスタンスをとって欲しい。
おわりに
経済的な話をすれば、今後いつ経済が不況になるのか分からない。
勝手な予想だが、不況時にTDRの中で一番経費削減しやすいのは、ショーなどのエンターテイメントだ。
もしアトラクションのメンテナンス費用を削減したら、死亡事故が起きるかもしれない。
ショーやパレードであれば、出演者数を減らす、舞台装置を使わないなど削減できる項目はたくさんある。
どの季節でも「七夕グリーティング」のような簡易的なものに置き換わる可能性は十分あるのだ。
そのとき後悔しないためにも、今を謙虚に楽しむことが大切にしたい。